学業とテニスの両立(小学生・進路編)

テニスを一生懸命頑張れば頑張るほど、多くのご家庭に重くのしかかる学業問題。
これは難しいテーマです。

トップ層のジュニアは、学校に通わずにテニスの練習をしようか迷っているほどで、学業になかなか手が回らないのが実情です。一方で、その少し下の層(関東では関東ジュニアに行けるかどうかで、強いと周囲に言われるが上もいるレベル)は、進路が気になることが多いのではないでしょうか。

難しいのは、子供の気持ちを優先すべきか、親が介入すべきか、もっと言うと、親も判断が難しい、両親で意見が割れる、などなど状況により環境は千差万別。居住地も、私立思考の高いエリアの学校か否かでかなり変わります。
首都圏では広く、クラスの半分ぐらいの子が受験するエリアが目立ち、山手線の内側の一部エリアでは7割がたが中学受験します。
周囲のご家庭が当たり前のように受験するのであれば、テニスばかりしていて大丈夫だろうか?と思うのは至極当然です。

その考えは間違っていないとも考えます。小学生のうちに、親が学業面で挽回が難しいラインまでテニスの世界に引きずり込んで良いものか、、、迷いますよね。

これ、リアルな場で話題に挙がった場合、「好きなようにやらせてあげればいいよ!」という綺麗な無責任発言や、「迷いますよね~」というとりあえずの同調がほぼ半数ではないでしょうか。

選択肢としては、環境、家庭方針含め、色々ありますので整理してみました。

家庭方針小6の過ごし方留意事項
公立へ進学テニス重視迷わず応援バックアッププラン
高校受験で頑張る伝統的手法周囲に惑わされない
中学受験テニスとの両立練習頻度を決める週に1~2度で焦らず
中学受験優先練習頻度を決める線引きの決断
内部進学(私立など)大学受験なし自由度高理想的
大学受験あり小学校の間は自由周囲に惑わされない

迷わずテニスの道に行く!と決めている方は、ひとまず小6で迷う必要なし。
ただ、親は子供に目の届く年齢の間は、バックアッププランを考えて頂きたいところ。

怪我だったり、本人のモチベーション低下(理由なく急に辞めることもある)だったり。
小学校の頃はあれほど親子でやる気だったのに、中学生で急に辞めてしまったら、、、そのころには言う事も聞かない年になっているでしょうし、じゃあ勉強頑張ろうというわけにもなかなかいきません。

何かあった時の手当として、やはりまず考える初動は必要。
提案としては、選択肢の幅を広げるため、テニス以外の一芸に取り組むのも良いかと思います。
本人がやる気であれば何でも。

特に何もなければ、テニスと親和性が高いのは英語かなと思います。
英語は翻訳ツールが急速に発展していますが、人と人のコミュニケーションはなくなりません。また、英語を話せるスキルは受験でも社会でも評価軸が存在し、欠かせないスキルです。何より、テニスで花が開けば英語スキルは必須です。前に書きましたが、IMGなど海外に行ったらオールイングリッシュですよ。

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高校受験や大学受験でできれば頑張ってほしいが、今はテニスをやらせたい!
というご家庭は、周囲に惑わされない計画性が大事になるでしょう。

テニスだけ見ると、究極的には、毎日テニスだけしていれば強くなります。
特に小学生のうちは回数がものを言います。ここで勉強の時間がテニスの妨げになるように見え、ライバルに勝ちたい思いが、この計画を狂わせて、テニス道ならぬ、テニス狂に走らせます。
先に言っておきますけど、特に親がカーっとなってしまうと怖い!(笑)。

学校を休ませてテニスの大会に出させる傾向も伝統的にありますが、ご自身の道を貫いていただければと思います。

首都圏では私立小のご家庭が多いですが、これはテニスでお金がかかる経済的事情と、自由が聞きやすい点にあると考えます。いわゆる中学受験校以外は中学に接続することが多く、中学受験で特別な準備がいりません。

このため、金銭的負担にも耐えられる私立小のご家庭が自然とテニス選手界隈に多くなります。

この中でも、大学まで接続している一部のご家庭は、テニス環境においては本当に恵まれています。
小学校受験時にテニス選手としてバリバリやることまで想定している家庭は少数派でしょうが、この前提においては非常に有利でしょう。

因みに国立小は、多くは大学まで接続せず、学校行事の制約も多く、内部進学のために学校生活を頑張る必要が生じます。このため恩恵は少なく、ややテニス選手とは縁遠いポジションにあります。

最後に、テニスもさせたいけど、やっぱり勉強しないと、という冷静なご家庭。

テニスの螺旋から降りて、頭を冷やしてしっかり勉強して、中学以降に子供が自分で決めたらいい、、ですね。
週に1~2度程度の短い練習に限定すれば、ある程度のテニス感を維持しつつ、学業の支障もほぼ抑えられます。

お子様の気持ちを踏まえて決める必要がありますが、公認大会を控えたり、選手チームから距離を置くだけでも十分な効果があり、テニスをゼロにする決断まで必要はないため、意外と問題は生じないようです。

周囲を見ていると、テニスをある程度続けながら、超名門校に合格する子はたくさんいます。
でも、バリバリ週5で練習して、公認も土日に出ながら、両立するようなスーパーマンはほぼいません。

ですので、冷静な視点でご家庭の教育方針を保護者、親子でよく話して、一度しかない人生を悔いのない方向に導いていただければと思います。


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