ATF Juniors in Japan U14・U16@山梨クラブヴェルデ:世界基準のテニスに触れるチャンス

今日は日本でも参加できるATFのお話です。
JOPのHPでこの時期非常に目立つので、見たことがある方も多いでしょうが、何ぞや?という方向けに説明します。

ATFとは Asian Tennis Federation(アジアテニス連盟) の略で、アジア地域のテニスを統括している団体です。
このATFが公認している大会がATF大会で、ジュニアにとっては国際大会の入り口の位置づけです。

日本でもジュニアはU14のカテゴリで初めてATFの参加機会に触れることとなります。
春と秋に山梨のクラブベルデで1週間単位で大会が開催されます。この大会は継続参加の制約があるものの、U10世代を含め注目されています。今日はこの大会を対象として、ATFの特徴を解説します。

目次

ATFとITFとの違いは?

国際大会と聞くとITF(国際テニス連盟)を思い浮かべる方も多いと思いますが、ATFはその一つ手前のステージです。 ATF大会がアジアレベル、ITFは世界レベルの大会となり、ランキングポイントも別ですが、ATFの大会に出るためにはITFで登録してから登録する必要があります。

IPIN 登録  http://ipin.itftennis.com/
ATF選⼿登録  https://www.atf.hitcourt.com/

クラブベルデで開催されるATF大会の特徴は、国内のホームでありながら、国内大会とは違う環境で試合ができることです。
ATFでは、海外選手が多く参加、試合の進行やルールが国際基準、英語でのやり取りが日常的に発生します。
しかし、クラブベルデで行われているため、日本人はホームでの試合。落ち着いて試合ができる分、有利かもしれませんね。

大会概要(ATF Juniors in Japan U14 – week2を参考)

項目内容
大会名ATF Juniors in Japan U14 – week2
グレード関東テニス協会 G4B対象
公認ATF・JTA・関東テニス協会
日程(予選)2026年5月31日〜6月1日
日程(本戦)2026年6月2日〜6月6日
会場Club Verde(山梨県)
サーフェス屋外クレー/インドアハード
種目男女シングルス・ダブルス
年齢2012年〜2016年生まれ(10歳以上)
参加費約13,000円(USD65)
試合形式本戦:3セットマッチ/予選:短縮形式
特徴コンソレーションあり・試合数確保
ポイント関東ポイント対象(本戦)

上記のように、1週間単位で複数回開催されます。
時期は概ね5月~6月、10月~11月です。平日ですので、通常学校を休むことが前提とされています。

上記はU14で、2012年から2016年生まれが対象となり、本戦開始時点で10歳以上であることが条件になる点が特殊です。この範囲で早く年を取っている方が有利ということになりますね。

参加費は約13,000円で、エントリー時に直接支払います。
徐々に値上がりしていますが、1週間のエントリー費用としては決して高くないでしょう。
エントリー方法はJOPではなくATFの専用サイトから行う必要があります。ここは初めての方が混乱しやすいポイントで、上述の通り、事前にITFのIPIN登録を済ませておく必要があります。

関東ジュニアのポイントゲットで人気

この大会の魅力は、試合形式がしっかりしていて、経験を積みやすい点の他、関東ジュニアのポイントも得られる点がポイントです。このため、関東エリアの日本人の参加率が非常に高いです。

但し、コンソレもあるため、最後まで残ることが必要要件とされています。
途中で帰って試合ができないと関東ジュニアのポイントは付与されないルールとなっています。

U10の段階でU14の試合に効率よく参加でき、1週間のテニス生活で多くのポイントをゲットできます。
本年の春開催は4Bのようですが、気付きにくいですが4Aの大会が混じることもあります。4AのU14ですから、U12の4Cでまだ優勝できない層にとっては莫大なポイントゲットに繋がります。

ダブルスも同時開催+ポイント

本大会ではダブルスも同時開催されます。
このダブルスの特徴は、現地の参加メンバー内でダブルスチームを結成することです。
更に、関東ジュニアのポイントも付きます。

このため、ポイントが欲しい日本人選手は血眼になってペアを探すことになります。
椅子取りゲームと同じで、早い者勝ちです。よく知っている人は、最初から目星をつけています。
出遅れた選手は海外選手に声をかけてダブルスを組みます。海外選手もまた同じ国同士で成立済だったり、興味がなかったりするので、ノープランでここに来てしまうと結構焦ります。

受付にダブルス募集の伝言メモが置いてあり、ペアを探している選手はここに連絡先を書きます。
JOPの受付の方が多少相談に乗って頂けることもあります。
ここで敢えて海外選手と組むのも非常に良い経験になるでしょう。複数日共に過ごすので、仲良くなりやすいです。

コンソレ含め細かく順位付け

本戦が始まると、初戦で負けてしまっても、2Rで負けてしまっても、同じタイミングで負けた選手同士で1週間かけて試合を続けます。最終的に明確に全ての順位付けを行い、順位に応じたATF(と関東ジュニア)のポイントが付与されます。

これはネット上でも記録され、第三者も見ることができます。
日本人は初めての参加者も多いので、このATFのポイントをほんのわずかでも得ることができれば、次回から本戦ダイレクトエントリーしやすくなります。

合宿型大会として成長できる場

会場となるClub Verdeは、ジュニア大会の中でもかなり特徴的な施設です。屋外のクレーコートに加えてインドアハードコートもあり、天候に左右されにくい環境が整っています。さらに宿泊施設が併設されているため、多くの選手が現地に滞在しながら大会に参加します。

この環境が、合宿型大会の雰囲気を生み出しています。朝から夜まで同じ場所で過ごし、試合をして、食事をして、また次の日に備える。空き時間は練習することができ、比較的コートは空いていますので、高地で球が飛びやすい特徴があるベルデでたくさん打てる経験は、ここで開催される関東小学生などにも活きます。
このサイクルを数日間繰り返すことで、単なる試合以上の経験が得られます。

宿泊プランでは選手同士の相部屋も用意されており、同世代の選手と時間を共有することも一つの経験になります。こうした環境は、普段のスクールやローカル大会ではなかなか得られないものです。

アクセス


ATF大会のスケジュール用語

ATFの登録が済むと、試合のエントリーができるようになります。

実際のエントリーサイト
ATF » Tournament Factsheet & Acceptance

ATF大会は、日本の大会と違って締切が複数段階あります。

Entry Opens(エントリー開始)

大会への申し込みがスタートする日です。
この日以降、ATFサイトからエントリーが可能になります。

早く申し込んでも有利になるわけではありませんが、忘れないために早めの登録はおすすめです。

初参加の場合はポイントがないため、日本で実績があっても下位スタートとなります。
しかし、日を追うごとにキャンセルして抜けていきます。抜けた選手は下図のように、順にwithdrawnに記載されます。最初は下位でも、驚くほどたくさんの人数がキャンセルするので、意外と本戦に繰り上がりできたりします。

本戦繰り上がりの法則は下記を参考にしてください。

<テニス公認大会>予選なく本戦ストレートインできるか計算しよう | テニジュ

Closing Deadline(エントリー締切)

エントリーの最終締切日です。この時間を過ぎると、一切申し込みができなくなります。

Withdrawal Deadline(キャンセル締切)

この日までなら、ペナルティなしでキャンセルできます。ここを過ぎると欠場扱いになり、ペナルティの可能性があります。出るか迷っている場合はこの日までに最終判断が必要です。但し、たまにしか参加しない選手の場合はペナルティ上等ですので、まだキャンセルが発生します。

Freeze Deadline(ドロー確定)

エントリー状況が確定し、本戦・予選の出場者がほぼ決まる日です。
ここでランキング順に並び替えが終わり、本戦、予選、Alternate(補欠)ががほぼ確定します。
このタイミングで、遠征・宿泊・移動の最終判断をすることになるでしょう。

Start of Tournament(大会開始)

大会スタート日です。通常はこの日から予選が始まります。

End of Tournament(大会終了)

決勝まで含めた大会最終日です。本戦に残ると、この日まで試合があります。
ATF大会はコンソレーションなどもあり、付与される関東ジュニアのポイントは最後まで残ることを必要要件としています。

Club Verde(クラブヴェルデ)初めてガイド:アクセス・駐車場・施設・周辺施設 | テニジュ

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