<テニス公認大会>予選なく本戦ストレートインできるか計算しよう

公認大会の多くは本戦と予選に分かれており、本戦にダイレクトエントリー(DA)できる人数が決まっています。その他は予め違う日程で開催される予選に出場し、そこで残った枠をかけて試合し、勝者が本戦に出場できる仕組みです。
この他ワイルドカード(WC)などもありますが、ほとんどはこの順序で本戦の顔ぶれが決まります。

予選が入ると、Wエントリーにはならないものの一日消化してしまうことが多いため、予選に回るか否かは大会選択の大きな指針となります。

例えば、本戦DA16名、予選勝者16名の32名を本戦として予定していた場合、計算上は合計32名のエントリーであれば全員参加できることとなります。そして、この場合は予選のためわざわざ会場に行く必要はありません。

しかしあと1名増えてエントリーが33名になるとどうなるか。
1名本戦に行けない人が出るので、その1名を選ぶために試合をします。よって、2名が予選に回ることとなります。

この計算は意外と混同しやすい所ですので、計算目安を下記にまとめます。

目次

予戦参加・本戦ストレートイン早見用:基本

総エントリー本戦上位その他予選予選落ち要予選参加ストレートイン
3216160016
3316171215
3416182414
3516193613
3616204812
37162151011
38162261210
3916237149
4016248168
4116259187
42162610206
43162711225
44162812244
45162913263
46163014282
47163115301
48163216320

上記、本戦32名(DA16名、その他予選)の大会を前提に、エントリー数が増えたらどうなるかを並べています。
32名丁度であれば全員出れますね。これはわかりやすい。
1名増えればどうなるか?試合をして決める必要があるので、2名が予選で試合する必要が生じます。
ですので、33名の場合は予選対象の17名のうち、2名を除いた15名はそのままストレートインできることとなります。

ではエントリー数40名の場合、予選に出る必要があるか知りたければどう計算すれば良いでしょう。

24名(総エントリー数から本戦DAを引いた人数)-予選人数16名(超過人数8名×2)=8名

がストレートインできます。
上記計算は、DAを除いた母集団の数から、予選に係る人数を控除すると考えるとわかりやすいです。

これがゼロになるのは48名ですね。
つまり、本戦の人数×1.5までは、ストレートインできる方が出てきます。

この順番はランキングで決まりますので、エントリーリストがわかれば正確に、わからない状態でもそれなりの予測を立てることができます。

DAが難しそうであれば、自分がどの程度の位置にいるか予想してエントリーすると良いでしょう。

予戦参加・本戦ストレートイン早見用:WCが別にある場合

総エントリーDAWC予戦予選落ち要予選ストレートイン
32161150015
33161161214
34161172413
35161183612
36161194811
371612051010
38161216129
39161227148
40161238167
41161249186
421612510205
431612611224
441612712243
451612813262
461612914281
471613015300

ワイルドカード(WC)が別にある場合は、これを本戦DAに加えて、予選の枠を少なくして計算します。
枠が取られるため予選に回る場合は不利になります。
つまり、エントリー数が40名の場合で、WCがDA以外で1名いる場合は、本戦DAとWC合わせて本戦は17名。残る椅子は15名、予戦に回る人数は23名です。8名を落とす必要があるので、16名試合をする必要があるため、23名から16名を引いた7名がストレートインです。

1枠取られてますので、47名になった時点でストレートインの芽はなくなるということですね。

23名(総エントリー数から本戦DA、WCを引いた人数)-予選人数16名(超過人数8名×2)=7名


以上、ストレートインできるかどうか目安とする指標として、ポイント戦略と併せてご利用ください。

関東ジュニアランキングポイントの計算の仕組み・早見表(統合・比較用) | テニジュ

WOWOW
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次