ジュニアテニスのラケット選びでは、年齢や身長に合わせて少しずつサイズを上げていくことが大切です。
一般的には、21インチ、23インチ、25インチ、26インチ、27インチという流れで紹介されることが多く、24インチは少し目立ちにくいサイズかもしれません。
ただ、24インチには大事な役割があります。それは、23インチでは少し短くなってきたけれど、25インチではまだ長い・重いと感じる子にとって、ちょうどよい中間サイズになります。
特に小学校低学年から中学年にかけては、体格差が大きく、同じ年齢でも合うラケットサイズが変わります。23インチからいきなり25インチに上げると、ラケットヘッドが下がったり、振り遅れたりする子もいます。そのような時に、24インチは無理なくステップアップできる選択肢になります
幸い、主要メーカーは24インチのラケットも出していますので、サイズがしっかり合えば24で全く問題ありません。
学年は身長がぴったり合う方はご検討ください。
24インチラケットの位置づけ
24インチは、ジュニアラケットの中では「23インチと25インチの間を埋めるサイズ」の位置づけです。
25インチはオレンジボールからグリーンボールへ進む時期に使いやすいサイズですが、まだ体が小さい子やスイングが安定していない子にとっては、少し長く感じることもあります。
その手前で使いやすいのが24インチです。23インチよりもリーチがあり、ボールも飛ばしやすくなります。一方で、25インチほど長くないため、低学年の子でもラケットを操作しやすいのが特徴です。
| サイズ | 位置づけ | 主な対象イメージ |
|---|---|---|
| 21インチ | 初めてのテニス向け | 年中〜年長前後、レッドボール中心 |
| 23インチ | 小学校低学年の基本サイズ | レッド〜オレンジボール移行期 |
| 24インチ | 23インチから25インチへの中間サイズ | 23では短いが、25では少し長い子 |
| 25インチ | オレンジ〜グリーン期の中心サイズ | 小学校低〜中学年、ラリー量が増える時期 |
| 26インチ | 27インチ前の移行サイズ | グリーン〜イエローボール移行期 |
24インチは調整サイズとして考える
24インチは、ジュニアラケットの中心サイズというよりも、成長途中の子に合わせるための調整サイズです。
そのため、23インチや25インチに比べるとラインナップは多くありません。ただし、バボラ、ヨネックス、テクニファイバー、ウイルソンなど主要メーカーから24インチモデルは出ており、珍しい特殊サイズというわけではありません。
24インチを選ぶポイントは、「長く使えるか」よりも「今の体格とスイングに合っているか」です。25インチを持たせた時にラケットヘッドが下がる、準備が遅れる、打点が後ろになるようであれば、24インチを挟む価値があります。
24インチに適したボール・年齢・身長帯
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 主なボール | レッドボール後半〜オレンジボール |
| 年齢の目安 | 7〜9歳前後 |
| 身長の目安 | 120〜135cm前後 |
| 向いている段階 | 23インチでは短いが、25インチでは少し長い段階 |
| 重視したい点 | 振り抜きやすさ、打点の安定、フォームの崩れにくさ |
24インチが合いやすいのは、主にオレンジボールへ移行する前後の子です。レッドボール中心の段階であれば23インチでも十分なことが多いですが、ラリーが続くようになり、少し広いコートで打つ機会が増えてくると、23インチではリーチや飛びに物足りなさが出てくることがあります。
一方で、25インチにするとラケットが長くなり、打点が遅れたり、スイングが大きく崩れたりする場合もあります。その間に入るのが24インチです。
年齢よりもスイングを優先する
メーカーによって対象年齢や身長の表記は少し違いますが、24インチは概ね小学校低学年後半〜中学年に入る前後のサイズ、と考えると分かりやすいです。目安としては、レッドボール後半からオレンジボール期、身長では120〜135cm前後の子に合いやすいサイズです。
ただし、ラケット選びでは年齢よりも体格とスイングを優先した方が失敗しにくいです。同じ8歳でも、身長や筋力、テニス歴によって合うサイズは変わります。ラケットを持った時にヘッドが下がりすぎないか、フォアもバックも無理なく準備できるか、サーブやスマッシュで振り遅れないかを見て判断しましょう。
人気の24インチジュニアラケット一覧
24インチは25インチほど種類が多くありませんが、主要メーカーからいくつか選択肢があります。
| メーカー | モデル名 | 長さ | 重量目安 | フェイスサイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Babolat | Drive Junior 24 | 24インチ | 220g | 98平方インチ | 身長125〜135cm、8〜10歳前後向け。軽く扱いやすい定番モデル |
| YONEX | EZONE Junior 24 | 24インチ | 220g | 98平方インチ | 打感の柔らかさとスイートスポットの広さが魅力。オレンジボール移行期に使いやすい |
| Tecnifibre | T.FIGHT TEAM 24 | 24インチ | 245g | 102平方インチ | 7〜9歳向け。少ししっかりした打ち応えを求める子に合いやすい |
| Wilson | BURN SPIN JR 24 | 24インチ | 詳細確認中 | 詳細確認中 | BURNシリーズの流れを持つジュニアモデル。回転系デザインが好きな子に向く |
24インチは選択肢が限られるため、「最新モデルかどうか」よりも、子どもの体格やスイングに合うかどうかを優先して選ぶのがおすすめです。ここからは、代表的な24インチラケットの特徴をもう少し詳しく見ていきます。
Babolat Drive Junior 24(バボラ ドライブジュニア24)
24インチの中で、まず候補に入れやすいのがバボラのDrive Junior 24です。バボラはジュニアラケットでも人気が高く、Drive Junior 24は「23インチから25インチへ移る前の1本」として使いやすいモデルです。
重さはストリングなしで220g。24インチとしては軽めで、まだ筋力が強くない子でも振り抜きやすい設計です。フェイスサイズは98平方インチで、ジュニア用としては標準的な大きさ。16×17のストリングパターンで、ボールを飛ばしやすい点も特徴です。
23インチでは少し物足りないけれど、25インチにすると振り遅れやすい子には、かなり現実的な候補になります。特に、オレンジボールでラリー量が増えてきた子、身長125cm前後を超えてきた子に合いやすいラケットです。
YONEX EZONE Junior 24(ヨネックス イーゾーンジュニア24)
ヨネックスのEZONE Junior 24も、24インチを探すときに候補に入るモデルです。EZONEシリーズは、スイートスポットの広さと打感の柔らかさが特徴です。ジュニアの場合、まだ毎回ラケットの真ん中で打てるわけではないので、多少打点がずれても安心感があるラケットは扱いやすいです。
EZONE Junior 24は、平均220g前後、98平方インチ前後のスペックで掲載されることが多く、軽さと扱いやすさのバランスが取れています。バボラDrive Junior 24と同じく、23インチからのステップアップに使いやすい1本です。
ヨネックスらしい柔らかい打感が好きな子、ミスヒットの不安を減らしながらラリーを続けたい子に向いています。
Tecnifibre T.FIGHT TEAM 24(テクニファイバー ティーファイト チーム24)
テクニファイバーのT.FIGHT TEAM 24は、24インチの中では少ししっかりした印象のモデルです。重量は245gで、バボラやヨネックスの24インチより重めです。その分、軽すぎるラケットではボールが浅くなりやすい子や、すでにある程度しっかり振れる子には合いやすい可能性があります。
フェイスサイズは102平方インチで、24インチとしてはやや安心感のある大きさです。7〜9歳向けのジュニアモデルとして掲載されており、オレンジボール期に少し本格的な雰囲気のラケットを持たせたい家庭にも向いています。
ただし、まだスイングが安定していない子には、245gが重く感じることもあります。軽さを優先するならバボラやヨネックス、少し打ち応えを求めるならテクニファイバーという見方がしやすいです。
Wilson BURN SPIN JR 24(ウイルソン バーンスピンジュニア24)
ウイルソンのBURN SPIN JR 24も、24インチとして確認できるモデルです。BURNシリーズは、名前の通りスピンのイメージが強いシリーズです。ジュニア用なので大人用のような本格スペックではありませんが、見た目やシリーズ感でモチベーションが上がる子には選びやすいモデルです。
24インチはラインナップ自体が少ないため、ウイルソンで24インチを選べる点はメリットです。ウイルソンが好きな子、少し攻撃的なデザインを好む子、23インチからのステップアップで気分を変えたい子には候補になります。
一方で、公式ページ上で詳細スペックまで確認しにくい場合もあるため、購入前には重量やフェイスサイズをショップページで確認しておくと安心です。
24インチを選ぶメリット
24インチの一番のメリットは、無理なくステップアップできることです。23インチから25インチに上げると、たった2インチの違いに見えますが、子どもにとっては大きな変化です。
ラケットが長くなるとリーチが伸び、ボールは飛ばしやすくなります。しかし同時に、先端の重さを感じやすくなり、準備が遅れたり、打点が後ろになったりすることがあります。
24インチなら、23インチよりも少し飛ばしやすく、25インチよりも操作しやすいという中間の良さがあります。特に、フォームを崩さずにオレンジボールへ移行したい子には合いやすいサイズです。
24インチを選ぶときの注意点
24インチは便利なサイズですが、誰にでも必要なわけではありません。体格が大きく、すでに25インチを問題なく振れる子であれば、あえて24インチを挟まなくてもよい場合があります。反対に、まだレッドボール中心で、ラケットをしっかり振り切ることが課題の子には、23インチの方が合うこともあります。
また、24インチはラインナップが少なめなので、好きなメーカーやデザインを選びにくいことがあります。25インチになるとモデル数が増えるため、選択肢の広さだけで見ると25インチの方が有利です。
24インチは、あくまで「今の体格とスイングに合うか」で選ぶサイズです。長く使えるかどうかよりも、今のフォームを崩さずに打てるかを優先した方がよいです。
25インチへ移行する目安
24インチを使っていて、次のようなサインが見えてきたら25インチへの移行を検討してよい時期です。
| チェックポイント | 25インチ移行の目安 |
|---|---|
| 身長 | 130cm前後を超えてきた |
| ラリー | オレンジボールで安定して打ち合える |
| スイング | 24インチを軽く感じ、しっかり振り抜けている |
| 打球 | ボールが浅くなりやすい、もう少し深さがほしい |
| 打点 | 余裕を持って前で打てるようになってきた |
| 試合 | オレンジボール大会やグリーンボールへの移行を考え始めた |
25インチに上げると、リーチが伸び、ボールの深さも出しやすくなります。その一方で、ラケットが長くなるぶん、振り遅れやすくなることもあります。
移行のタイミングで大切なのは、身長だけで決めないことです。24インチで安定して振れているか、サーブやバックハンドでラケットヘッドが落ちすぎないか、長い練習でも疲れてフォームが崩れないかを見て判断しましょう。
オレンジボールでラリーが続き、25インチを試してもスイングが大きく崩れないようであれば、移行してよい段階です。逆に、25インチを持った途端に準備が遅れる、打点が後ろになる、手首だけで合わせるようになる場合は、もう少し24インチを使っても問題ありません。


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