14歳以下の世界最高峰ジュニア大会として知られる「プチザス(Les Petits As)」のアジア・オセアニア予選が、宮崎市で開催されることとなりました。
日本テニス協会と大会主催者となるフランステニス連盟側において、「プチザス」の日本国内での予選開催に向けた基本合意が決定されました。
今回、国内で開催される予定の「アジア・オセアニア予選」は、フランスでの本戦出場をかけて、アジア・オセアニア各国のジュニアのトップ選手たちが戦う大会となります。
その開催候補地の確認として、大会関係者が会場視察及び表敬訪問を行うものです。
出典:宮崎県公式HP 2026年1月23日
会場はひなたTENNIS PARK MIYAZAKIで、大会は例年通りであれば11月頃でしょうか。
翌1月にフランスで開催される本戦と併せて整理すると日程見込は下記の通りとなります。
| 区分 | 開催時期 | 開催地 | 内容 |
|---|---|---|---|
| アジア・オセアニア予選 | 2026年11月ごろ | 日本・宮崎 ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI | プチザス本戦出場をかけた地域予選 |
| 本戦(世界大会) | 2027年1月下旬〜2月初旬ごろ | フランス・タルブ | 世界最高峰U14大会「プチザス」本戦 |
プチザス」とは:エディ・ハーやオレンジボウルとの比較
プチザスは、フランスで本選が開催される14歳以下限定の国際ジュニア大会です。
ITFジュニアのような18歳以下のランキング大会とは違い、年齢はU14。それでも、世界中のトップクラスのジュニアが集まることで知られています。
この大会が特別視される理由は、単に歴史があるからではありません。
過去の出場選手を見ると、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルをはじめ、その後プロの世界で頂点を極めた選手たちが名を連ねています。
日本ではエディハーやオレンジボウルが目立ちますが、これは規模感によるものでしょう。プチザスは予選である程度絞られて、真の猛者が小人数集まって世界一を決める、と言って良いかと。
ジュニアの馴染の大会で言うと、プチザスは石黒杯U12、U14やトーマスカップU12、U14のように、出場自体の敷居が高い大会と似てるかなと。
もちろん、プチザスに出たから将来プロになるわけではありませんし、出ていなくてもトップ選手になるケースはいくらでもあります。それでもこの大会が「世界最高峰のU14大会」と言われ続けているのは、結果よりも中身、勝敗よりも将来性を含めた完成度が問われる舞台だからだと思います。
まだ体格差も大きく、成長のスピードもバラバラな14歳以下の年代で、どれだけ世界基準のテニスができているか。
その厳しい物差しを、はっきり突きつけられる大会です。
| 大会名 | 年代 | 規模感(人数・国数) | 位置づけ・特徴 |
|---|---|---|---|
| プチザス(Les Petits As) | U14 | 小〜中規模 | U14世代の世界最上位大会。参加人数は限られるが、質・純度は別格 |
| エディ・ハー(Eddie Herr) | U14〜U18 | 大規模 | 世界中から多数参加する国際大会。アメリカ基準で「勝ち続ける力」を問われる |
| オレンジボウル(Orange Bowl) | U12〜U18 | 超大規模 | 世界最大級のジュニア大会。参加規模・国数は圧倒的 |
アジア・オセアニア予選
ここで注目したいのが、アジア・オセアニア予選の開催地です。
プチザス本選はフランスで行われますが、そこに至るまでには各地域の予選を勝ち抜く必要があります。
ヨーロッパ、アメリカ、アジア・オセアニアといった地域ごとに予選が設けられ、限られた枠を争います。
このうち、アジア・オセアニア予選は、これまで日本開催が常態だったわけではありません。
過去を振り返ると、香港や台湾をはじめとしたアジア各地で開催されることが多く、日本の選手にとっては海外遠征が前提の予選でした。
つまり、出場するだけでも、費用は当然として、移動、時差、環境の違い、食事、言葉、コートの雰囲気など、テニス以前に乗り越えなければいけないアウェイの要素がいくつもある大会でした。
もちろん、それも国際経験として大切なことではありますが、U14という年代を考えると、環境への適応力が問われすぎるという側面もありました。
なぜ「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」が選ばれたのか
今回の開催決定にあたっては、プチザスの大会関係者と日本テニス協会の関係者が、実際に宮崎を訪れています。
視察先となったのが「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」でした。
視察を行ったのは、プチザス大会関係者と日本テニス協会関係者あわせて3名。
コートだけでなく、屋内施設やクラブハウスを含め、施設全体を細かく確認したと伝えられています。
大会関係者のステファン・グロフ氏は、視察後に次のようなコメントを残しています。
「屋内施設やクラブハウスを拝見し、建築の細部からデザイン、機能性に至るまでこだわった要素が随所に散りばめられていることに感銘を受けました」
視察後、一行は宮崎県スポーツ協会会長である日隈副知事を表敬訪問し、プチザスのアジア・オセアニア予選を宮崎で開催することを正式に伝えたようです。
このコメントを見ると、単に「コート数が足りている」とか「立地が良い」といった理由ではないことが分かります。
国際大会を運営するうえで必要な導線、環境、選手の動きやすさまで含めて、総合的に評価された結果でしょう。
このコートは世界仕様のスローハードコートとして、このような大会を誘致するために昨年オープンした施設です。
これで会場の格的に相当上がったように感じますが、どうでしょうね。
ひなたTENNIS PARK MIYAZAKIの特徴・アクセス・駐車場:世界標準のスローハードコートを体験 | テニジュ


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