2025年10月18日、日本テニス協会から「日本で最も世界標準に近いコート」と高く評価される新施設「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI」が宮崎県にオープンしました。
こちらの特徴は、世界大会に近い環境を整えた「スローハードコート」を採用している点。
ジュニア育成・競技者の強化・国際大会誘致の拠点として注目を集めています。
今回は、この宮崎の新しいテニス施設の特徴とアクセス、スローハードコートにフォーカスします。
ひなたTENNIS PARK MIYAZAKIとは
世界標準の「スローハード」採用コート
宮崎県総合運動公園内に新設されたこのテニスコートは、総事業費約32億円をかけて改修された国内トップクラスの施設です。
コートの仕様は、全豪オープンなどでも採用される「スローハード」です。球足が遅く、ボールが高く弾むため、ラリーが長く続きやすく、世界基準の打ち合いに最も近いとされています。
日本テニス協会理事である伊達公子さんも現地で試打し、「国内では一番遅い。まさに世界標準」とコメントされています。一方で、県内ジュニアからは「滑らず、ラリーが続けやすい」「体力が必要」との声もあり、まさに本格的な練習環境といえます。
外部一般も利用可能
このテニスコートは、外部者も利用可能です。
県内外のプレイヤー・団体を問わず、誰でも予約して使用できますので、近隣に行く際は是非立ち寄って、スローハードコートで練習してください。
予約方法
予約は、県が運営する「宮崎県スポーツ施設予約システム」から行います。
現在は先行供用期間のため、利用月の2か月前の1日から受付開始です。
- 宮崎県スポーツ施設ポータル
→ https://www.miyazaki-spokyo.jp/ にアクセス - トップメニュー「施設を探す」から「テニスコート」を選択
- 「ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI(宮崎県総合運動公園)」を選ぶ
- 利用希望日を指定し、時間・面数を入力
- 利用者情報を登録して申請
当選・確定後に支払い手続きが可能になります。
ジュニアスクールや部活動での団体予約も、同システム経由で対応可能です。
テニスコート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サーフェス | ITF分類1(スロー)ハードコート |
| コート数 | 全24面(うち12面供用中) |
| 跳ね方 | 高弾道・減速型(全豪オープン仕様に近い) |
| 摩擦係数 | 一般ハードより高く、足元が滑りにくい |
| 屋内外 | 屋外:18面(使用中)、屋内:6面(2026年完成予定) |
ひなたTENNIS PARK MIYAZAKIの最大の特徴は、世界基準の「スローハード」設計にあります。
正確なフットワーク・タイミング・体幹の使い方が求められるため、プロ選手だけでなく、ジュニア育成の現場でも技術を磨く上で理想的な環境といえます。
アクセス・駐車場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県宮崎市大字熊野1443-12(県総合運動公園内) |
| 駅アクセス | JR日南線「運動公園駅」徒歩約3分 |
| 空港アクセス | 宮崎空港から車で約10分 |
| 駐車場 | 約3,300台(県総合運動公園全体で共用) |
| 付帯設備 | 管理棟(2026年3月完成予定)、屋内6面コート整備中 |
公共交通・車どちらも利用しやすく、遠征や合宿にも向いた立地です。
特に宮崎空港からの距離が近く、県外プレイヤーのアクセス性が高い点は大きな魅力です。
駐車場も公園全体で十分すぎる数が確保されており、心配する必要はないでしょう。
利用区分と料金(2025年10月時点)
| 区分 | 利用料金(1面1時間) | 利用時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 児童・生徒 | 270円 | 午前9時〜午後5時 | 学校・スクール単位の利用も可 |
| 一般 | 530円 | 午前9時〜午後5時 | 外部者も利用可能 |
| 団体(大会貸切) | 応相談 | – | 県テニス協会経由の申請可 |
※夜間照明はまだ設置工事中のため、2025年内は日中のみの利用となります。
今後の予定
2026年3月には屋内コートと管理棟が完成予定。
県内だけでなく、関東や関西からの合宿誘致、ジュニアナショナル合宿、日本代表強化合宿なども計画されています。
また、2027年の「国スポ・障スポ」開催に合わせて、国内トップ選手・海外選手が集う国際大会の開催も視野に入っています。


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