「杉山杯」は、杉山記一氏がジュニア界で手掛ける、ちょっと特別な大会として親しまれてきました。
単なる試合機会ではなく、プロの指導に触れ、交流を重ね、記憶として残る経験を提供する場です。
今回で第20回を迎え、レセプションもあるようでご紹介させていただきます。
今回、ただの大会案内ではなく、他の大会との違いをを親目線で深掘りします。
杉山杯とは?:試合+学び+交流の大会

杉山杯は、単なる対戦型トーナメントではありません。ジュニア選手が「試合を経験する」「上位選手・指導者から学ぶ」「仲間と交流する」ことが最大の特徴でしょう。
試合は時間制でスピーディな進行設計だけでなく、合間に確実にプロ・指導者によるクリニックを受けることができます。また、実に協賛品が充実していて、何かとたくさん頂けます。テニスに交流といった要素を深く組み込むことで、選手として歩み始めた子どもたちのモチベーションを高める構造になっています。
この設計には、試合経験だけで飽きないように「非日常の体験要素」を混ぜ込む意図が感じられます。
単に勝ち負けを記録する場ではなく、交流を通じて、ここで出会ったちょっとしたことが、テニスを続けていれば将来に生きるイメージ。テニスは社交の手段という側面もありますからね。
これまでの開催実績を見ても、リポビタンの冠を得ていたり、モリパーク、目白・大正セントラルなど複数会場で行われてきた実績があり、杉山杯は信用とリーダーシップを基に、固定化せず変化しながら続く大会であることも特徴です。
杉山記一氏のプロフィール
幼少期~プロ転向まで
- 1977年、香川県出身。小学3年生からテニスを始め、柳川高校(福岡県)ではテニス部主将として活躍。インターハイで優勝経験あり。
- 早稲田大学に進学し、2000年に卒業。大学卒業後、テニスを本格化させ、スペイン・バルセロナを拠点に10年間世界を転戦。
- プロ選手時代の戦績として、日本ランキング最高3位。
- 国際大会やツアーでも結果を重ね、ダブルスを中心に複数のフューチャーズ/サテライト大会で優勝・準優勝を経験。
引退後・指導者・育成者として
- 現役引退後は、早稲田大学大学院でスポーツビジネスを研究。そこでの学びを生かし、「プロ選手としてだけでなく、引退後も社会で生きる力を持つ人材を育てる」ことを理念に据えて活動。
- 監督・コーチとしても実績があり、橋本総業HDのテニスチームの監督を歴任。国内選手権での優勝実績も多数。
- アドバイザー・コーチとして、大学テニス部(慶應義塾大学医学部、東京大学医学部など)や高等学校クラブも指導。
- 近年では、First Fruits Tennis Academy の運営や、ジュニア向けの強化練習会、オンラインスクール、トーナメント主催など、多角的にジュニア育成プラットフォームを展開。
大会概要
項目 | 内容 |
---|---|
日程 | 2025年10月26日(日) |
会場 | 明治神宮外苑テニスクラブ 室内コート (東京都港区北青山2-1-15) |
サーフェス | カーペット |
主催 | Norikazu Sports Academy 株式会社 |
特別協賛 | 大正製薬株式会社 |
協賛 | プリヴェ企業再生グループ株式会社 / 株式会社 SIMPLEX / 三基商事株式会社 |
種目・定員 | 小学生低学年・小学生高学年・中学生(合計20名) |
試合方式 | 予選リーグ戦(5名総当たり) 上位による決勝トーナメント 1試合15分時間制/ノーアド/セルフジャッジ(補助あり) |
スケジュール | 14:00受付 14:30開会式 15:00試合開始 17:30決勝T開始 19:00終了予定 |
表彰 & 交流 | 優勝・準優勝・特別賞。結果発表・授与はレセプションパーティー内で実施 |
参加費 | 11,000円(税込) |
締切 | 10月19日(日)※定員到達次第締切 |
ドロー発表 | 当日、会場掲示 |
参加賞 | 大会 T シャツ・ドリンク等 |
レセプション | 19:30〜21:00 ロイヤルガーデンカフェ青山にて 参加選手:3,000円/保護者等:5,000円 |
アクセス
明治神宮外苑テニスクラブ
住所: 東京都 港区 北青山2-1-15。
アクセス:銀座線「外苑前駅」から徒歩6〜8分程度
都営大江戸線/東京メトロ半蔵門線「青山一丁目駅」から徒歩7〜9分程度
バス利用:港区コミュニティバス・都バス「青山二丁目交差点」停留所から徒歩4〜5分
クラブ施設はクレー 21面/室内カーペット 8面という構成で、スクール・会員・レンタル用途にも対応。
更衣室・シャワー設備・クラブハウス・レストラン併設など、利便性の高い環境が整っています。
大会の特徴

時間制
1試合15分ずつ交代制で試合を回します。通常ジュニアは1セット30分程度ですからこの半分程度。
これだけ聞くと試合数が少ない印象ですが、選手は空き時間にプロクリニックに参加して、有効に時間活用できるように設計されています。
カテゴリは3分類:小学校低学年カテゴリも
カテゴリは小学校1~3年生を対象としたエントリークラス、4~6年生を対象としたマスタークラス、中学生に分類されています。基本的に合計20名としており、ほとんどは小学生です。小学3年生は大きな大会が少ないため特に人気で、先行して選手クラスで頑張っている子も多数参加します。
表彰なども豪華で、子供たちは喜び、記憶に残る機会になるでしょう。
プロ・指導者によるクリニックの特別枠
試合の合間に順番で、プロクリニックが組み込まれています。
このプロクリニックの形式は試合によって変わりますが、1対多のこともあれば、1対1で指導いただけることもあります。単に試合をするだけでなく、技術・戦術・メンタル面までの“学び”を連動させる取り組みです。これにより、子どもたちは試合をするだけでなく、次に使える知見を肌感覚で持ち帰ることができます。
豪華な賞品と協賛品
入賞トロフィーもカッコ良いのですが、スポンサー各社の協賛品(ドリンク・ギア等)が多数配布されます。優勝・準優勝・特別賞という多様な受賞軸が設けられています。またオリジナルTシャツももらえます。杉山杯と大きく書かれたTシャツは小さなジュニアスクールの子供たちの注目の的です。
レセプションによる交流・祝祭性
今回、大会終了後はレセプションパーティーでの授賞と交流がセット。
プロ・指導者・選手・保護者が同じ場に集い、顔を見て話せる場も用意されています。
保護者も参加できますが、子供も参加できるのは貴重。毎回あるわけではないので、是非参加されると良いでしょう。
不定期性開催
杉山杯は、定期開催ではなく不定期開催です。
開催は年2~3回ペースですが、杉山杯の基本スタンスは同様で、時間制、プロクリニック、充実した協賛品、シャツの贈呈などは毎回共通。
不定期で開催されるため、いつ開催されるか初見ですとわかりにくく、この点はアンテナを張る必要があります。
例えば今回第20回、杉山氏のインスタで先行公表されており、HPも遅れて開示されましたが、HPには開示されずに終わることもあります。
主な募集はメール(参加したことがある方)、インスタが中心です。
一応招待制ですが、対象者はだれでもエントリーできます。
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