JOPはジュニアからベテラン、公式戦まで幅広く対応する最大のテニス大会運営サイトの一つです。
JOPではU10、U12を対象にビギナー向け大会を定期的に開催しています。
ビギナージュニア
12歳以下・10歳以下を対象として、10ポイント先取のリーグ戦を行います。
週に1,2回の習い事としてテニスをされているジュニアを想定しており、練習や試合の説明までしてくれる点が大きな特徴です。また、グリーンボールを使用しますので、U10やU12ではスポ人の大会よりも初心者の割合が多く、勝ちやすいです。ここでの優勝者は、秋に行われるルネサンスカップへの参加権利がもらえます。
チャレンジジュニア
複数回試合ができるリーグ戦の大会で、予選はリーグ戦、本戦はトーナメント方式です。
スポ人のスクスクと同じ形式で、たくさん試合ができる点がビギナージュニアとの大きな違いです。
JOPのビギナー大会というと、通常は前者のビギナージュニアを指します。
試合数も多く、優勝者はルネサンスカップに参加できます。
スクスクのU10は初心者という枠がないので、グリーンでは、事実上JOPのビギナーU10が一番初心者向けという解釈で良いでしょう。ネットにも開示されるので初めての表彰ということも多く、子供たちは優勝すると大いに励みになるようです。
会員登録からエントリーまで
大会に参加するために、まずは会員登録をします。この際、自分が所属するチームを登録しますが、スポ人と違う点として、何か入力する必要があります。関東ジュニアの番号は必ずしも必要ありません。入力したくない場合はフリー、または都道府県別のテニス協会を記入しておきましょう。
会員登録が終わったら、あとはそれぞれお好きな大会を選び、エントリーします。
エントリーに続いて支払も行います。基本はクレジットの方が便利です。
キャンセルした場合は手数料を除いた金額が返金されます(送金)
大会要項で、日程と時間を確認しましょう。
時間は夕方から行うこともあります。ルネサンスが会場であることが多いため、インドア開催が多いことも特徴です。
また、今後他の大会でも共通することですが、「現在の種目別エントリー状況を表示する」をクリックすると、現在のエントリー数が確認できます。3名未満の場合は開催されず、人数が少ない場合はU10とU12が合同で開催されます。
実際のところ、同時開催された場合はU10は不利です。勝ちたい場合は人数が十分集まっているものを選びましょう。
また、JOPのポイントはつかないのでランキングには入りません。
ビギナーの定義
ここでいうビギナーは、要綱に「試合に出場したことのない選手や、試合経験の少ない選手」と明記されています。
ただ、この「試合経験の少ない」の定義は明文化されていません。千葉県テニス協会のビギナー向け大会で似たような要綱がありますので援用させていただくと、公認大会に出場し、勝ったことがある選手は微妙と思われます。
ルネサンスカップに参加して優勝したいがため、ある程度強い子もビギナー大会に来るのが実情ですが、当たらない事を祈りつつ、他で再びエントリーするしかないのが実情です。
ある程度の経験者は、周囲のレベル感も把握していると思います。権利獲得者のリストを参考に空気を読むことも必要かなと思われます。
試合のルール
当日は、時間厳守です。
ここは本当に厳しくて、遅刻すると原則参加させてもらえません。
これはテニスの公式ルールに則ったものですが、遠方から参加する方も多いので、知らずに遅刻してしまった場合、ほんのわずかな差で遅刻してしまった場合など、本当に本当に嫌な思いをします。
交通渋滞には気を付けて、早めに行くようにしましょう。
集合時間になると、レフェリーから試合の説明があります。
丁寧に教えてくれるので、しっかり聞くようにしましょう。
試合は、10ポイント選手のリーグ戦です。
人数が多い場合は上限4名程度で複数作り、それぞれの優勝者を選びます。
つまり、10人いたら1位にならないといけないわけではありません。
優勝すると、表彰とともにルネサンスカップへの参加権利がもらえます。
非常にホスピタリティ溢れた大会で評判良く、人気があります。早めに参加権利を獲得しましょう。
知っておきたいポイント
会場の環境チェック
会場の環境・設備には非常に大きな差があります。
特に暑い日、寒い日は、ゆっくり休める場所があるかどうかも大きなポイント。
建屋がないケース、近場でコンビニなど食材調達ができないケースもあります。
やはり車で行くのが便利で、一緒に椅子をもっていくと便利です。
駐車場にも大きな差があります。車を置くのに四苦八苦することもあれば、広いスペースに無料で置けたり。
予め調べておくと良いです。
サーフェス(テニスコート)
テニスコートの種類にはいくつかありますが、日本ではハードコート、オムニコートが多数派で、最近は異常な気候に耐えるインドアが人気です。クレー(土)は少数派ですが、公式戦で試合することもあるのである程度の経験はしておおいた方が良いでしょう。
日本ではオムニコートが多いことが特徴で、雨に強く少々の雨でもテニスが続けられます。また、足にも優しいです。ハードコートは海外では定番ですが、雨に弱く、中止になりやすいです。クレーは足に優しい一方、雨に弱い上に乾きにくく、遠方でクレーの場合は、延期が続いて参加者を悩ませる局面が頻繁に生じます。
これらは、最初はできればいつも練習しているサーフェスと同じものにすることを強くお勧めします。
サーフェスによりバウンドも変わりますので、初めて違うサーフェスで試合すると、調子が思うように出ないはずです。
お友達を大事に
初心者の多い大会、年次が低い大会はお友達を作りやすいです。
公認大会になると、試合が終わると通常はすぐに帰路に着くので交流が限定的ですが、練習マッチは試合が続いたり、勝ち負けだけでもなく、初めて出た場合は保護者間でも意気投合しやすいです。
是非、この時期にたくさん交流を深めてください。テニスや社交に適したスポーツです。
テニスだけでつながるお友達も良いものです。数か月ぶりだったり、時には二週連続だったり。
これがテニスを続けるモチベーションにもなり、ダブルスの相手探しの際にも生きてきます。
セルフジャッジ
子供同士で行う試合ですが、原則としてレフェリーはいません。
子供たちが自身で自分の側のコートの球、つまり相手の打った球が外れた場合のアウトをジャッジします。
アウトのコールはわかりやすく、ボールが地面に着いたら相手にはっきりとわかる声(アウトorフォールト)とハンドシグナル(人差し指を出す)を使って、ボールの着地後速やかに行なう必要があります。
この際、ボールの行き場所がまだ確定していないのに、見積もって先に言うことはルール違反です。
このセルフジャッジは非常にトラブルが多く、子供同士でまず解決を図りますが、もめた場合はレフェリーが仲介して判断します。レフェリーはこのためだけにいるのではというぐらい、よく問題になります。
定期的に起こるトラブルは、明らかに入っているのにアウトとコールされることです。
このケースは必ず誰しも経験します。しかし、親が介入するのは強く禁止されており、本当におすすめしません。
わが子ですからカッとなってしまうこともあるでしょうが、その場ではどうか抑えてください。
悪意があるかどうかはケースバイケースですが、間違いもあります。
何かと長い付き合いになることもありますが、子供たちが今後仲良くなる機会も逸してしまいます。また、仲良くなりたくもない悪意がある親子も中にはいると思いますが、そのような親子と対立しても得することはありません。
そっと離れるが吉です。
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