テニスの外部試合に何度か出るようになると、公認大会など、次の世界も見えてきます。
これらをどのタイミングで、どこで何をすれば良いのか、簡潔明瞭に説明していきます。
「登録番号」って何?
関東ジュニア番号、JPIN、そして国際大会のIPIN、、これらの登録番号は、これら、それぞれ異なるフィールドにおいて、公式戦で個人を特定する番号です。
それぞれ焦って登録する必要はないのですが、いずれは必要になりますので、ジュニア選手の成長に合わせたレベルの目安 とあわせて整理します。
地域ブロックジュニア番号(関東ジュニアなど)
- レベル目安:イエローボールに移行し、外部試合にも慣れてきた頃
- 必要な場面:関東公認大会に出場するとき
関東ジュニア番号など、地域ブロックの番号は非常によく使うこととなる番号です。
公認大会でも関東ジュニアランキングは自身のレベルを対外的に図る物差しとなります。
関東地区に住んでいる選手は、関東テニス協会に申請し、カードを発行してもらいます。
この番号がないと、関東ジュニアランキング対象大会(公認大会)にエントリーできません。
発行まで時間がかかりますので、公認大会を調べ始めたら、すぐに登録を進めておきましょう。
原則、試合当日のエントリーの際に掲示が必要となりますので常に携帯すると忘れて焦らずに済みます。
気を付けるのは所属チームの登録です。スポ人やJOPと違い、どこのスクールでも登録できるわけはありません。
選手クラスがあるスクールであればまず問題ないですが、通常のジュニアテニススクールだと登録できないことがあります。この点、小学生の間は救済措置があり、都道府県のテニス協会所属として参加することができます。
つまり、住所とスクールの都道府県が異なる場合は、どちらか選べることとなります。
転居やスクール変更により、異なる都道府県に移った場合は、書面で申請して変更する必要があります。この場合はカード発行(番号発行)まで公認大会で認識されませんので、急ぎの場合は電話などで問い合わせして確実に進めましょう。
JPIN(日本全国共通番号)
- レベル目安:上記の後、全国を視野に入れたタイミング
- 必要な場面:全日本ジュニアや全国選抜、全国ランキング対象大会
JPINは Japan Player Identification Number の略で、日本テニス協会(JTA)が管理する全国共通番号です。
この番号をもって、全国大会に出場でき、全国ランキングにも反映されます。
全国を意識し始める時期には必須となりますが、関東ジュニア分とまとめて申請するのは大変で、これから関東ジュニアというタイミングでは、まだ使う事はありません。
IPIN(国際番号)
- レベル目安:公認大会の過程で、国内の国際番号含め、特定の大会に参加する際
- 必要な場面:ITFジュニア大会、プロの下部ツアー、海外遠征
国際大会に挑戦する段階になると、ITF(国際テニス連盟)の登録番号「IPIN」が必要です。
これを持つと、ITFジュニアランキングやITFプロサーキットでポイントを獲得できるようになります。
このため、遠い将来で使う事もあれば、公認大会の過程で使うこともあります。
こちらは日本国内で行う国際大会(ATFなど)も、IPINが必要となります。
春と秋で行われるATFが有名ですが、こちらは関東ジュニアのポイントを稼ぎやすい大会として11歳以上の選手に人気で、早期に申し込むことになるでしょう。
申し込みは全て英語ですが、登録は国内よりずっと簡単です。
申込サイト
http://ipin.itftennis.com/
申込から決済、登録完了までの流れは上記リンクから下記のとおりです。
1.メールアドレス、基本的な個人情報の入力
2.メールアドレスのリンクから個人情報詳細を本登録
3.規約の確認、クレジット決済(60ドル程度)
4.アンケートなどの回答
全て英語ですが、グーグルの翻訳機能など併用すれば迷わずに進められるでしょう。

これらすべて終わると、大会などを選べる画面に飛びます。
ジュニアカテゴリもあり見ているだけでも楽しいですよ。
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