U12関東選抜ジュニアテニス:2025年都県シード・足きりのポイントは?(東京、千葉、神奈川、埼玉)

昨日は、関東選抜の予選たる都道府県のポジショニングについて検討しました。
どこが有利なのか?という視点です。

U12関東選抜ジュニアテニス:2025年の有利な都道府県は?(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨) | テニジュ

本日はその前提で、どれぐらいのポイントがあれば参加できたのか、またシードになれたのか?を深堀します。
当然方向性は昨日と連動しますので、昨日の結論のまとめから。

  • 東京:最激戦。強化には良いが、シード・補欠狙いなら不利。
  • 神奈川:男子は激戦だが、女子(特にU10・U11)は穴場。
  • 埼玉:中堅層が薄く、男子女子ともにシードや補欠を狙いやすい。
  • 千葉:本戦DAを取れれば有利だが、それ以外は予選突破が険しい。
  • 他4県:3人の定足数から、基本的に毎年有利。

東京、神奈川、埼玉、千葉を対象に、実際のポイント、ドローから検証してみましょう。
上位300名を対象として調査しました。

男子 U12

地域16シード最下位順位16シード最下位ポイント(上位5)64本戦最下位順位64本戦最下位ポイント(上位5)登録人数(ベスト300)
東京48位112.0189位56.091人
神奈川68位97.0285位41.067人
千葉124位(参考)73.0300位以下(参考)42人
埼玉91位88.0300位以下52人

シード入りに当たり、100以上求められる東京男子。参加には50程度必要。男子は神奈川も大変。
千葉はベスト8が本戦DAで実質シード扱いですから、東京と同等のポイントが必要。千葉の枠は8前後の事が多いので、一回戦で予選上がりの選手に勝てば関東。

女子 U12

地域16シード最下位順位16シード最下位ポイント(上位5)64本戦最下位順位64本戦最下位ポイント(上位5)登録人数(ベスト300)
東京49位136.0209位48.080人
神奈川76位109.0300位以下59人
千葉88位(参考)97.0300位以下(参考)54人
埼玉82位105.0300位以下45人

シード入りに当たり、100では足りない東京女子。参加には50程度必要。因みに千葉は男子と同様、ベスト8が本戦DAで実質シード扱いですから、東京と同等のポイントが必要。

全体の傾向

まず、ポイントの常識ですが母集団が多い男子はポイントを貯めにくく、男子の方が全体的に必要なポイントは下がります。母集団が多いのですから、ポイントを貯めにくいと同時に、関東へ行ける枠も狭く、より難しい。

この前提において、各都道府県のシード入り、足切り目安は下記。

東京:男子48位・女子49位でシードライン。つまり関東トップ50水準が必要。全体人数も男女とも最多で、層が厚い。東京でのシード入りは非常に難しい。シードに入らなければ、関東進出のためにはシードに勝つ必要あり。

神奈川:男子68位・女子76位がシードライン。U11、U10と女子が薄く、シードの穴場

千葉:男子124位・女子88位がシード入りの計算だが、千葉は予選制度があり、本戦ベスト8に入らないと実質的に意味がないため、本戦と予選の待遇が天と地の差。

埼玉:男子91位・女子82位がシード。東京よりは入りやすいが、それでも上位80〜90位前後の力が必要。

昨年はこのような傾向でした。
そもそも上位40名の所属する都県の数だけ枠が割り振られるにもかかわらず、なぜ差が生ずるかわかりますか?
この点、上位40に入る数が1名だけだった県を考えるとわかりやすいです。この県ではそれだけ強い子が少ないという事になりますが、その他2名の枠が生じます。これは上位40に入っていなくても参加できるわけで、母集団が少なければその恩恵を受けやすいです。上位40に入っている子が多ければ多いほどその恩恵が薄まるので一般的には不利になりやすいです。

では、U12が抜けたあと、将来を見据えるU10、U11のベスト300に占める人数はどうでしょうか。

目次

U11(11歳)

男子

都県人数
東京 (31)32
神奈川 (32)20
千葉 (33)8
埼玉 (34)17

女子

都県人数
東京 (31)23
神奈川 (32)19
千葉 (33)15
埼玉 (34)15

U11は男子は東京の人数が突出。神奈川は20名とやや少なく、女子はさらに少ないため、やはり神奈川女子U11は母集団が薄め。


U10(10歳)

男子

都県人数
東京 (31)2
神奈川 (32)7
千葉 (33)6
埼玉 (34)4

女子

都県人数
東京 (31)10
神奈川 (32)5
千葉 (33)10
埼玉 (34)6

U10はこれから分布が大きく変わってきますが、既に名を連ねている選手は、これから上がってくることが予想されます。つまり、人数が少ない場合はまだまだこれから。しかし、人数が多い場合は、既に強い子がいるからその先もやはり強い、となりやすい。
男子は東京の登録がわずか2人、神奈川・千葉が多め。地方の方がランキングを稼ぎやすい理由もあるかもしれない。女子は東京・千葉が同水準で、強い子が何人かいることが示唆されます。

次に、直近のデータを入れ込めばこれら4都県の推移も検討できますね。
どれぐらいのポイントが必要か、目安にしていただければと思います。

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