テニスを始めたばかり~一年程度のビギナー小学生を対象として、これまでご紹介した外部大会を、ボール別にまとめます。関東目線です。
レッドボール
レッドボールでは外部大会の参加は特に必要なく、まずは楽しくスクールに通い、スクール内で大会があれば、まずはそこから。いつの間にかオレンジに進級することが多いですが、その過程で腕試ししたいのであれば、まずはスポ人のスクスクのっぽくんが王道でしょう。
大会数も増えましたが、やはり締切になることが多く、需要が高いことがわかります。
スポ人は特にグリーンボールまではレベルも高く、スクール内で上位でも優勝はなかなか大変です。
もし勝てなくても気にせずに、良かったところを見つけて誉めてあげてください。
レッドボール大会に参加してみよう | テニジュ
レッドボール上達の指針:遊びの延長で楽しむテニス練習メニュー | テニジュ
オレンジボール
レッドボールと比較して、大会の機会が増えます。
スポ人のオレンジボール大会を軸に、テニスベアのイベントでオレンジボールの大会を探すと良いでしょう。
これで多くの大会を網羅できます。
最初はルールも学べる桜田のチャレンジマッチをお勧めします。
スポ人もレッドボールとはまた違い、ルールを覚えて「選手らしい」子供が増えてきます。参加者のレベルも高くなり、優勝は容易ではありません。
また、オレンジボール界では桜田ワンデイも非常にレベルが高い位置づけになります。
ここで優勝するレベルの子はしばらく上位で走っていく印象です。
ここでもレッドと同じく優勝できなくても気にせずに。うちの子供も全国でベスト16入るかどうか?という所ですが、当時オレンジボール大会で優勝できませんでした。勝てなくても全く問題なし!です。
(幼児~小学生)オレンジボールのテニス大会に参加してみよう | テニジュ
グリーンボール
グリーンボールになるとテニスベアのイベントも多く、合宿イベントもあり、全国大会まであり、大会の選択肢が広がる時期です。
上がったばかりの頃は、球の速さ、重さを感じて圧倒されることもあります。
ここではスポ人のレベル感も上位は落ち着いてきますが、グリーンボールでは、JOPのビギナー大会か、スポ人のレベル別大会をお勧めします。
大会で「レベル別」と検索すると出てきますが、これはレベル別にいくつか分けているという意味ではなく、「レベルを分けてランキング下位に限定した大会」という意味です。つまり初心者大会とも読み取れます。
このレベルはそれなりに落ちるのでお勧めです。
次に慣れてきたらスポ人とJOPのそれぞれ通常大会であるU10に出て腕試ししていきましょう。
これらが丁度グリーンボール大会の標準的なレベルで、大会数も多いです。
桜田ワンデイもグリーンのレベルは高い傾向にあります。
グリーンボールは選手クラスの過渡期でもあり、練習期間はそれなりに長いと思いますので、じっくりとたくさん打つと良いでしょう。
グリーンボールになると全国大会に繋がる大きな大会が複数あり、最近増加傾向です。
グリーンボール大会:レベル別
| 名称 | 参加者レベル | 地域 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 石黒杯 | 超上級 | 全国大会 | 日本全国で夏から秋にかけて予選を実施し、参加人数に応じて1名~3名が冬に実施される全国大会へ参加。 |
| TOMAS CUP | 超上級 | 全国大会 | JOP大会優勝者のみ参加可。毎年4月に実施され、優勝者はバボラ用品のサポートあり、レベルの高い大会となる。 |
| NEXT HERO | 超上級 | 全国大会 | 2025年初開催。10歳以下に限定し、男女混合160名超でグリーン最強を決める大会。予選も全国で行われ、規模も大きい。 |
| 関東ジュニア | 上級 | 関東エリア | 2024年から開催。U12同時開催の関係で、関東では参加者が分散するため上位者は限定。 |
| ルネサンスカップ | 初級~中級 | 全国大会 | 2023年から秋に福島で毎年開催されている秋のJOPのビギナー向け大会。ビギナー大会のブロック優勝者のみ参加可。エントリー者のレベルは必ずしもビギナーではない。 |
| TOMAS CUP ビギナー | 初級~中級 | 全国大会 | 春のJOPのビギナー向け大会。TOMASCUPと同時開催され、東京で開催。 |
| 桜田ワンデイ | 初級~中級 | 東京 | レベルは総じて高く、スクスクと同等かやや上。 |
| スクスクのっぽくん | 初級(レベル別)~中級 | 各地 | レベル別から通常大会まで様々 |
| JOP | 初級(ビギナー)~中級 | 各地 | ビギナー向け大会ではルールも学べる |
上記の通り、最近になって有力な全国大会が増えました。
これまではグリーンボールはイエローボールの前のステージという意味合いが強かったですが、最近はグリーンボールでも格式ある大会で、自分の力を試す機会が増えました。
ご家庭の方針に併せ、焦らずグリーンボールの練習をすれば良いでしょう。
グリーンボール大会 成長別参加フロー
ローカル
全国
主観的ですが、25年現在、まずまず実態を反映していると思います。
最初はビギナーの大会からは共通で、本人の努力やレベル、興味次第で右側の全国大会へ。
グリーンボールという大会の特性上、大きな大会は避けて早くイエローに上がりたい方も多いでしょう。
そのような方は左で縦にひたすら向かうイメージです。
この後、イエローに先に入って、上位の全国大会だけグリーンで戻ってくることもありますね。


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